この冬、大きな感動を届けてくれた
ミラノ・コルティナ冬季オリンピック。
今大会、日本代表は過去最多となる24個のメダルを獲得
まさに“メダルラッシュ”と呼ぶにふさわしい快進撃でした。
勝敗だけでなく、語られる言葉のひとつひとつや顔の表情などから、
この舞台にかけてきた想いと、想像を超える重圧と戦われてきたことを感じさせてくれます。
スポーツが持つ力を改めて感じさせられました。

そして2026年、”日本”もまた“世界の注目を集める側”になります。
特に私たち東海エリアにとって大きな転換点となるのが、
愛知県と名古屋市を中心に9月19日から10月4日に開催される「アジア競技大会」です。
日本での開催は1958年の東京大会、1994年の広島大会に続き、2026年大会で32年ぶり3回目となります。
これを契機に、観光・外食・小売・酒類市場にも新たな人の流れが生まれると考えています
大会の規模を見ると、広い範囲で人の動きが起こりそうです。
東京五輪は首都圏中心だったのに対し、
アジア大会は名古屋を中心に広域で展開されます。
地域の食やお酒が選ばれ、その魅力が広く伝わり、
飲食店にとってもうれしい追い風となる大会になってほしいところです。
インバウンドは「モノ消費(買い物)」から「コト消費(体験)」へとシフトしています。
海外からのゲストをお迎えするにあたり、宗教や文化、食習慣の違いを知ることが、自然なおもてなしにつながっていきます。
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大会が始まると、街の空気は大きく変わります。
アジア45カ国以上から集まる選手団、
大会運営を支える関係者、
スポンサー企業やメディア、
そして観戦に訪れる多くの人たち。
これまでとは違う層の人の流れが、一気に生まれます。
その結果、宿泊や飲食の需要は確実に増加します。
特に影響を受けやすいのは、
主要駅周辺や競技会場までの動線上にあるエリア、
そしてホテルが集まる地域などです。
普段通りの営業でも十分に価値はあります。
ただ、少し視点を変えるだけで、新しい可能性が見えてくることもあります。

こうしたイベントのとき、起きる変化は単純な来客数の増加だけではありません。
普段の外食の多くは
近い・安い・早い
という理由で選ばれます。
一方、観戦や旅行などでは
「せっかくだから」という外食をする理由が生まれます。
便利な店ではなく、足を運びたくなる店。
すぐ入れる店ではなく、並んででも入りたい店。
ただ食べる店ではなく、記憶に残る店。
一度きりの店ではなく、また来たくなる店。
いわゆる“機能店”から“目的店”へと、選ばれ方が変わります。
試合の後、すぐに帰る気にはならず
つい誰かと話したくなりませんか?
あの場面のこと…
選手のこと…
試合の余韻…
”食事”が空腹を満たすためではなく、
「時間を共有する場」へと変わります。
試合やイベントのあとに人が動くのは、「こうした時間」を求めているからです。
そんな時間を過ごす場所として、選ばれるお店になれたら嬉しいですよね(^^♪
いまは節約志向が強く、
外食の回数そのものは減っていると言われます。
だからこそ、一度の外食に求められるものは変わりつつあります。
回数が少ない分、「外すわけにはいかない」時間になるからです。
「とりあえず」ではなく、
「せっかくだから、〇〇に行こう」
そんな選び方へと変わっていくのは、自然な流れなのかもしれません。
実際の調査でも、利用頻度は減少している一方で
1回あたりの支出は増えているという結果が出ています。(下図参照)
日常では控える支出でも、旅行やイベントといった節目では大きく動き、スポーツイベントはその傾向をさらに強めます。
消費が決してゼロになることはなく、止まっているのでもなく、
慎重に、そして確実に“選ばれている”のかもしれません。
“選ばれる理由”がある場所へと、消費は動いていくのです。

ぜひ一度、競技の日程や開催場所を確認してみてください。
3月にはワールドベースボールクラシック(WBC)なども始まりますね。
お店の近くでどんな競技が行われるのかを知るだけでも、
来店のきっかけや提案のヒントが見えてくるかもしれません。
集客に悩まれているお店も多いなか、
こうしたイベントをうまくきっかけにできるかがポイントになりそうです。
どのお店にも同じように人が入るわけではありませんが、
普段とは違う客層と出会える機会になるのは確かです。
新しいお客様にお店を知ってもらうきっかけとして、
こうしたタイミングは大きな意味を持つかもしれません。
こうした変化の中で、必要になるのは特別な設備や大きな投資ではなく、
”お店の魅力をどう伝えるか” だと感じています。
同じ料理、同じお酒でも、
ひと言の添え方で受け取り方は変わります。
おすすめの理由があるだけで、
お客様との会話が生まれ、時間の過ごし方が変わります。
ほんの少しの工夫が、次の来店につながる瞬間がきっとあるはずです。
特別なことではありませんが、
こうしたひとことがあるかどうかで、お店の印象は大きく変わります。
・外国語での簡単な商品説明POPの作成
・宗教や食習慣に配慮したアルコール提案
・スタッフの方向けの「ひと言トーク」共有など
酒屋として、特定の商品をおすすめすることも大切ですが
それぞれのお店に合った「選ばれる理由」や「お店の良さが自然に伝わる形」を一緒にかたちづくっていけたらと思っています。

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飲食は明日への活力
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