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酒屋のブログ

オレンジワインってオレンジ味?

Nブログ

今回もワインに関する知識のアップデートにいってきました。

テーマは、『ロゼ、オレンジ、アンバー』

ロゼワインについては、以前のブログでも書かせていただきましたが、

オレンジ?アンバー?

ってなに??

という方も多いのではないかと思います。

一般的な赤ワイン、白ワイン、そしてロゼワイン、

その次は…オレンジワインに挑戦してみませんか?

近年特に注目を集めており、その名の通りオレンジ色をしたワインです。
その歴史や魅力をご紹介いたします。

オレンジワインとは

オレンジワインとは、原料には ”白ブドウ” を使って、”赤ワイン” と同じ製法で造られたワインのことを指しています。

白ワインを果皮と一緒に発酵することによって、果皮の香りや色が抽出され、鮮やかなオレンジがかった色合いとなるのが特長です。
その為、赤ワインのようなコクも持ち合わせています。
※本来、白ワインはブドウの皮や種を除いて絞り取った果汁だけでつくられます。

ワイン発祥の地、ジョージア。
この地方では「アンバーワイン(琥珀ワイン)」とも呼ばれています。

国家名称は、2015年に「グルジア」から「ジョージア」へ変更されています。

オレンジワインの歴史

オレンジワインの起源は、約8000年前にまでさかのぼります。

ジョージア(旧グルジア)では伝統的にクヴェヴリの中で白ブドウを発酵させ、オレンジワインを造っていたことがはじまりです。

クヴェヴリとは、卵型をした大きな「かめ」で、地中に埋めて醸造することで安定した温度の中でワインを発酵させることができます。
クヴェヴリを使用したワイン製法は、2013年にユネスコの無形文化遺産に指定されています。

クヴェヴリ‥ジョージアの土を使い、クヴェヴリ職人が窯で焼き上げた素焼きの壺。

使用される品種

醸造に使用されるブドウ品種は、香りの成分が高いアロマティックなものが中心です。
例えば以下のような品種があげられます。

・リースリング種
・ヴィオニエ種
・ゲヴェルツトラミネール種

ジョージアでは、ルカツティリという酸味の強い品種が使われます。

上記の他にもさまざまな品種が各国で使用されています。
また、酸味が強いピノ・グリ種などもオレンジワインの定番といえる品種です。

アロマティックな品種が使用される理由は、果皮ごと発酵させることで香り成分が多く含まれるオレンジワインの特性を最大限に引き出すためです。そのため、さらに香り成分を抽出するための醸し発酵も行われます。

フードフレンドリー

ワインがお好きな方はフードフレンドリーという言葉を一度は耳にしたことがあるかと思います。
ワイン生産者の方からは、ワイン単体で飲んでもらうことを考えるのではなく、料理と一緒に楽しんでほしい。ということを聞きます。

オレンジワインはその独特な厚みのある味わいから、ワインを合わせることが難しい料理とも合わせやすくなります。

例えば、辛い香辛料を使ったインド料理や韓国料理、スパイスやハーブを使ったエスニック料理などもともペアリングで楽しませてくれます。

セミナーの様子

セミナーの詳しい内容はお見せできませんが、

なんと今回の登壇者は、今年2月に開催された「第17回A.S.I.世界最優秀ソムリエコンクール パリ大会」において第5位に輝いた日本代表の岩田渉さん。
現在は京都にある「THE THOUSAND KYOTO」のシェフ・ソムリエを務められています。

愛知県出身というのが嬉しいですね!
私にとってトップソムリエの講演を聴けるとても貴重な体験でした。

わかりやすく、聞き取りやすい、すごく魅力的な声の持ち主。
普段から「伝える」という仕事を大切にされているというのが伝わってきます。
「これが世界に通用する表現なのか」と終始感動してしまいました。

なかなかロゼワインやオレンジワインを飲み比べる機会はないですよね。

こうやって並べてみると、色合いだけでもその違いをはっきりとみてとれます。

最後に、オレンジワインはオレンジ味ではありませんm(__)m

名前から連想するとオレンジを漬け込んだ果実酒と思われがちですが、伝統的な白ワインの一種です。

アプリコットやオレンジピールなど、通常の白ワインよりも芳醇な香りと、深みを併せ持った飲みごたえのある味わいに仕上がります。

日本国内では、甲州を使ったオレンジワインなども広く造られるようになってきました♪

機会がありましたら、ぜひ一度気軽にお楽しみください。

第17回A.S.I. 世界最優秀ソムリエコンクール フランス パリ大会

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飲食は明日への活力

 

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