岐阜県の日本酒といえばどんな銘柄を思い浮かべられますでしょうか?
こんなインパクト大のラベル
その名は、百十郎。
岐阜県各務原市にあります『林本店』さんに足を運ばせていただきました。
今回は酒造りと試飲の様子をご紹介します。
見学の前にはしっかりと手洗いです。
秋田屋展示会でもお会いした蔵人 池田さんが仕込み作業を丁寧に説明してくださいます。
下の写真は「洗米」「浸漬(吸水)」作業のようす。
ただお米を洗うだけではありません。
’’ 秒 ’’ 単位での作業が求められます。
お米は、水につけた瞬間から吸水がはじまります。
その日の天気、気温はもちろんですが、原料米の種類によって米質、精米歩合、水の温度などによっても作業時間を変えられるそうです。
作業はずっとこのような体勢で手作業で洗米されていました。
60秒ずつ2回洗ってもこんなに白く濁っています。
少しわかりにくいかもしれませんが、
上の写真が洗米「前」、下が洗米「後」になります。
すこ~しお米が透明になって、白い筋が入っているのがわかります。
こちらは洗ったばかりのお米を脱水にかける様子です。
脱水後の重量を計測。
狙い通りの吸水率でなければ、作業をイチからやり直されることもあるそうです!
今日はバッチリの吸水率でした!さすが!
次は、温度管理された部屋へ
黒っぽく影のようにみえているのが麹菌です。
綺麗に麹菌が繁殖しています。
発酵中のタンクの様子もみれましたよ。
ほのかに良い香りが漂っています(^^
わかりにくいかもしれませんが、醪(もろみ)の表面がぶくぶくと発酵しています。
直接嗅ぎ過ぎると危険ですから気をつけてくださいね。
なぜかというと・・・?
日本酒を造るために必要なアルコール発酵では、
酵母菌の働きによってアルコールが作り出されるのと同時に、炭酸ガス(二酸化炭素)も生成されます。
醪(もろみ)の表面に見える泡の正体は、この二酸化炭素なので吸い過ぎには注意が必要です。
今日は運よく、絞ったばかりのお酒を試飲させていただくことができました!
普段はなかなか飲めないそうですよ。
これが、無濾過生原酒というものですね!
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見学の最後は、お待ちかねの試飲タイム☆
5種類もご用意いただきました(^^♪
絞りたてから熟成ものまで、好きなだけ飲んでOKでした!
あなたの好きな百十郎はどのタイプですか??
相性抜群なおつまみセットもありますよ!
色の違いがわかりますでしょうか??
これは熟成年数の違いによるものなんです!
右側が、3年以上熟成された逸品「百十郎 純米吟醸山廃 時代」
バターのようなコクのある香りとふくよかなボリューム感に旨味と酸味のバランスが最高でした。
個人的には、この熟成感が一番好きでした♪
たっぷり2時間。
ゆっくりと見学もでき、試飲まで楽しめます。
販売もされていますので、気に入ったお酒があれば、すぐ購入して帰ることもできるみたいです。
こんなにたくさん種類があるんですね!
林本店の皆様、ご対応くださりありがとうございました!
今後も美味しい日本酒を楽しみにしております(^^
弊社も百十郎を取り扱っております。
気になった方はぜひお問い合わせください!