何年… 何十年も熟成させることで生まれる香りや味わい。
深い世界がそこにはあります。
近年、年代物の古酒が存在価値を高め注目を集めています。
「古酒」、「熟成酒」と聞いて、泡盛や日本酒が思い浮かんだ方はなかなかの酒好きです!
その他、「長期貯蔵酒」や「秘蔵酒」と呼ばれることもあります。
日本酒を長い期間貯蔵していると少しずつ着色し始めます。
山吹色や琥珀色のような色調に変化していきます。
これは日本酒に含まれる糖分とアミノ酸が反応して起こる現象です。
古いからといって必ずしも劣化しているわけではありません。
その味わいは、口当たりもなめらかになり、苦み成分が増えることで、味の複雑さやコクが生まれ、ボリューム感が広がるようになります。
沖縄のお酒「泡盛」も、置いておくほど熟成が進み、まろやかになるのが魅力の一つです。
熟成された泡盛のことを沖縄では「古酒(クース)」と呼びます。
ラベルに古酒と書いてあると、それは3年以上熟成された泡盛が全量100%ということを意味します。
戦前の沖縄県には100年を超えるような古酒が家庭で代々受け継がれ、大切なおもてなしに使われてたそうです。
ウイスキーやブランデーなどの洋酒にも20年、30年クラスの古酒もありますね!
ぜひ一度、その深い世界を味わってみたいものですね。