主人公は川底に棲む1匹のカレイ。
その名はタンタカ。
潮が沖に流れ、海がどんより濁ってきました。
魚たちは息が満足に出来ず苦しんでいます。
特に潮にのっていく者は大変です。
水底に棲んでいるタンタカは、まだ元気がありましたが、
みんなの苦しみをみていると、なんとかしなくてはと頭を悩ませていました。
すると長老の海亀がやってきて言いました。
「あの山の麓にどんな苦しみも癒してくれる紫の草がある。
私たちは川では生きていけないがお前なら大丈夫。
みんなの為に行って、その葉をとってきておくれ。」
そう言ってはるか遠くにぽこんと頭を出している山をさしました。
タンタカは、勇気を出して川をのぼりました。
流れの強い瀬も、滝も乗り越えて、ようやく青い山のすそまでやって来ました。
そこは木漏陽の美しい豊かな大地でした。
紫の草はすぐわかりました。
そのよい香りをかいだだけで、長旅の疲れが飛んでいったからです。
しかし、水にいるタンタカには、その葉を取ることが出来ません。
途方にくれたタンタカを、森の動物がみつけて、わけを聞いてくれました。
タンタカの話を聞いた動物たちは、かわいそうに思い、手分けして葉をつみ、川に落としてくれました。
タンタカの持ち帰った葉のおかげで、魚達は元気を取り戻すことができました。
まもなく潮も帰って来て、海に平和が戻りました。
そして魚たちは、紫の草のある青い山を<タンタカ山>と呼ぶようになりました。
白糠沖から望む<タンタカ山>は昔も、今も、漁からの帰港の時、目印として大切にされています。
とあるお酒にこのような物語があることをご存知でしたでしょうか?
そのお酒とは…
しそ焼酎『鍛高譚(たんたかたん)』。
北海道白糠町(しらぬかちょう)産の厳選された香り高い赤シソと、大雪山系を望む旭川の清冽な水を使用した爽やかな風味の焼酎です。
赤シソの優しい香りが幅広い世代から支持され、
今年発売30周年を迎えます。
12月9日は鍛高譚の日。
おすすめの飲み方は、やっぱりソーダ割り!
さわやかな飲み口で、食事に合わせて飲むと、口の中をすっきりとしてくれます。
合わせる料理を選ばないので、幅広い料理との相性も抜群です。
忘年会シーズンの乾杯にいかがですか?
鍛高譚公式HP:鍛高譚|オエノングループ (oenon.jp)